胃腸炎になった話。

数日前まで胃腸炎に苦しめられていました。

最初は久しぶりに風邪らしい風邪をひきまして、喉を重点的にやられました。

接客業なのでとても致命的。声が全然出ない、、、。

いつもの感じだろう寝てれば治ると喉飴なめつつ耐えていたのですが、なんだかお腹がすごく痛い。

ごはん食べればすぐ胃腸が悲鳴を上げ始める、、、。

まあこれも風邪の延長かなと寝てれば治ると胃薬飲みつつ耐えていたのですが、まだまだお腹がすごく痛い。

勤務中にも何度もトイレに駆け込むは、常に体は痛みでくの字だわ。

見かねた同僚氏がかたくなにやせ我慢する私に強制的に病院に電話させ、仕事終わりに緊急外来へ。

「じゃあ、点滴しようか。二時間くらいかかるけど良い?」

「!?」

病名とか明言されず、30分で終わるかなくらいの気持ちで来たのにいきなしの点滴でした笑

最後に飯はこれとこれとこれだったら食っていいよと言い残し出ていこうとする医者に自分から「胃腸炎っすかね??笑」と聞きました笑

単純に胃腸炎だそうです笑

二時間病院で爆睡し、これまたこんなにあるのかと大量の薬をもらい、点滴の副作用?でちょっとふらふらのまま帰宅。

とりあえず病院いってはっきり診断され、薬ももらい、気持ちがとっても楽に。もっと早くいけばよかったなあ~。

とりあえず原因は風邪をこじらせたのと、弱冠仕事で肩肘張りすぎていたというところでしょうか。

とにかく、病院に強制送還してくれた同僚氏、時間外でも快く診察

してくださったお医者さん、看護師さんに感謝でした。

あんまり調子悪くて病院いく習慣がないので、貴重な経験でした。

病院いくことは自分を甘えさせる行為だとか考える節があったので抵抗してた部分もあるけど、そうじゃないですなと。

あと周りの人に甘えるの下手なおかげでむしろ周りに迷惑がかかる結果を招く性分直ってないな自分と。

再認識再確認した一件でしたとさ。

 

その二日後くらいに一週間くらい前から約束していた同僚様方との打ち上げ焼き肉に行く予定だったのですが、さすがにおかゆしか食えないコンディションで無理かなと思っておったのですが、なんだか空気的に断れず、一応ついていくことに。

クッパとお茶で凌ごうとておりましたが、無理。

肉超美味そう。

4切ればかし超よく噛んで食べました。

涙が出るほど美味しゅうございました。

翌日は案の定、休日をほぼトイレで過ごしました。

 

痛い映画『百円の恋』

 

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安藤サクラという女優さんが大好きです。

この映画を見て再確認。

園子温監督の『愛のむきだし』という映画が大好きなのですが、それに出てくる安藤サクラが初恋なわけですが

この映画を見て惚れ直しました。

かっこいい。とにかくかっこいい。

 

以下あらすじ。

32歳のひきこもりニート女、一子₍処女₎が出戻りの妹と喧嘩して、実家を出て一人暮らしを始めるところから物語は始まる。

そしてよく行く100円コンビニバイトを始めることにするが、うつ病の店長や、バツイチの気持ち悪い同僚、レジの金をぬすんで首になった元店員のおばちゃんが廃棄の弁当を盗みにくるという社会の底辺が集まる巣窟のようなところだった。

そんな中、毎晩仕事帰りにボクシングジムの前を通る一子はボクサーの狩野に興味をもつ。

ある日狩野は一子のコンビニに現れ大量のバナナを購入するが、バナナを忘れていく。

それを届けに来た一子を狩野はデートに誘う、、、

 

と一見甘い恋愛映画でも始まるのかと、恋愛映画苦手な私はほかの作業を始めたわけですが、、、、なんだこの映画、、、面白いぞ!!

久しぶりに画面にくぎ付けになりました。

安藤サクラ演じる一子は32にもなってニートで暗くて愛想のない痛い女。

デートと言えばとりあえず花柄のワンピース一択でどきつい勝負下着もつけちゃう痛い女。

そんな彼女がバイトとか男のこととかの鬱憤を胸にボクシングに興じていくわけですが、ボクシングのシーンもリアルで超痛い。

すべてが本当にリアルで現実的でとっても痛い。

でも痛いのはそのときだけ。痛い分だけ人は強くなるのです。

なんにも痛みを感じない日常から飛び出た一子が経験していくこと一つ一つは良い事ばかりじゃなくて、彼女は傷ついていきますが、最後ボクシングのリングでぼこぼこにされる傷だらけの彼女は本当に恰好よかった。

冒頭のお腹ぶよぶよのくそニート女から一人の女戦士までの変わりようがすごい。

安藤サクラ圧巻です。

ボクシングの試合のシーンは格好良すぎて涙出ました。

「私は100円の価値しかないから、、、」てセリフがあるのですが、自分の価値なんか自分で見つけるもので家族が与えてくれるものでも、好きな人から与えてもらうものでもないのだと。自分で勝ち取るもんなんだと。

どのタイミングでもいい。

本気になれた瞬間からスタートというわけです。

 

久しぶりに良い映画を見た。

主題歌のクリープハイプの曲も良曲。

クリープハイプは超女々しい曲ばっか書くバンドですがリアルで刺さるから好き。

 

空気人形

 

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 最高でございました。

 

数年前から見たいとは思っていたのですが、やっと見ることができました。

本も映画もアニメも音楽もそんなんばっか。

早く触れないととっとと死んでしまう。

そのくらい意外と素晴らしいもので世界は溢れ返っているのではないかと思います。(だといいなあ。)

最初この作品、結構舐めてました。B級映画でしょー。いいえそんなことはなかった。

あんまりおもしろくないと途中で別のことしてしまうのですが、そんな隙もないほど引き込まれました。

 

まずペ・ドゥナの演技が素晴らしいです。

人形のようにぎこちないしぐさや表情。なかなかできるものではないかと。

そして何よりとても可愛い。

すごいなーすごい。

彼女の演技は誰でもできる物ではないですね。代用品はあり得ない。

 

ダッチワイフであり、中身は空気だけの空っぽな彼女と触れ合う空っぽな人間たち。

生物はどこかしらみんな欠陥があるように作られている。

そこを誰かに満たしてもらわなければ生きていけない。

でも与えられても与えれても心というものは完全に満たされることはないのでしょう。

それでも人間は生きていかなければなりません。

人形の彼女は心を持ってそれを知りました。

人を好きになって、喜びも苦しみも知って、それを知りました。

 

心があるって尊いことなんですね。

 

なんだかラストは涙が止まりませんでした。

なんだろう、悲しいとかではなく。

でも心がとても重くなる。そんな映画でした。

はああああああ。